2022.06.16

厳島神社と御山神社。

宮島のある広島県は、先日6月14日に梅雨入りしました。
雨というだけで気持ちもほんのりブルーになってしまいますが、
雨でしっとりとした宮島もなかなか風情がございます。

艶やかな青紅葉の景色が広がる『紅葉谷公園』は梅雨時期の一押しスポットです。

赤い橋が映えるのはこの季節。

また、宮島といえば?と質問されたら
やはり最も出てくるのは『厳島神社』でしょう。
しかし有名であっても、実際にどんな神様がいらっしゃるのか、実はあまり知らない方も多いかもしれません。

今回は厳島神社にお祀りされている『宗像三女神』についてお話します!

美人として誉れ高い三姉妹の神様『宗像三女神』

宗宗像三女神は、
・市杵島姫命 (イチキシマヒメノミコト)
・田心姫命 (タゴリヒメノミコト)
・湍津姫命 (タギツヒメノミコト)

          からなる三姉妹の神様です。

「日本書紀」では「道主貴 (みちぬしのむち) 」とも呼ばれ、
「貴 (むち) 」とは最も高貴な神様に贈られる尊称のこと。
人々のあらゆる“道”を導く最も尊い神様として崇敬を受けていたことが記されているそうです。


ー宗像三女神は天照大神から海の守護を命ぜられ、

ー玄界灘 (福岡・佐賀両県の北方の海) に降り立つ。

ー玄界灘は荒波で知られると共に、古来から朝鮮半島との交易においても重要な海域だったため、

ー“海の守護神”として三女神の役割は重要となり、その神徳も広まっていく。

ー日本では古くから水のあるところ、海の近くの神社に宗像三女神が祀られました。


のち神仏習合によって、
三女の『市杵島姫命』が仏教の守護神『弁財天 (七福神のひとり) 』と同一神とされました。
そういったこともあり、
いわゆる“道”の海上安全や交通安全だけでなく、
財運向上・技芸上達といったご利益も有名になっていきました。

今日の宮島にも、厳島神社をお詣りしにさまざまな方が訪れ
三女神さまは、参拝のみなさまのあらゆる“道”を見守ってくださっていることでしょう。

また、“宗像三女神”は弥山にもお祀りされているところがございます!

『御山神社』

平清盛公が厳島神社本社を建てたときに奥の院として建てたのものといわれる。
朱色の社殿三社が並び、社殿より東側は絶壁となり、厳島海峡を見渡すことができます。

場所はココ!


弥山トレッキングガイドツアーでは、
プライベートコースで、参拝することが可能です!

ご予約は予約フォームもしくはお電話(0829-44-1944)にて承っております。
みなさまのご予約を心よりお待ちしております!